家の顔と言っても過言ではない「エクステリア」。見た目だけでなく、家族にとってより住みやすい家にするために力を入れたいところですよね。
そんなエクステリアを構築するために必要な基礎知識や、具体的なエクステリアの例をご紹介します。混同しがちな「エクステリア」と「外構」の違いも詳しく見ていきましょう。
外構とエクステリアの違い
混同されがちな「外構」と「エクステリア」ですが、それぞれどんな意味を持っているのでしょうか。
外構とは、門・フェンス・樹木・砂利・カーポートなど、家の外にある構造物自体を表す言葉です。
一方のエクステリアとは、家の外側にある空間全体を指します。つまり、門やフェンスなどの外構が組み合わさってできた空間がエクステリアなのです。
エクステリアの対はインテリア
エクステリアの対になる言葉はインテリアです。インテリアも、テーブル・ソファ・カーテン・マットなどの家具が組み合わさってできるものですよね。
エクステリアも、家のインテリアを作るときのように、デザイン性や利便性を考えながら構築していくことが必要です。
エクステリアで住まいを快適に
こだわりのエクステリアを構築することで、住まいがより快適になります。
先ほども触れたように、ここで大切なのはデザイン性と利便性を考えることです。いくつか例を見ていきましょう。
未来を見据えた環境作り
エクステリアを構築する際は、今だけでなく未来を見据えることも重要です。
家族が増えたら今よりも大きな車に乗ったり、台数が増えたりする可能性もあります。車庫は広めに取っておくのも良いでしょう。
両親と同居している方は、介護を視野に入れて玄関デザインを考えるのがおすすめです。段差ではなくスロープを採用することにより、車椅子での移動もしやすくなります。
子どもやペットの安全性を考える
小さな子どもやペットは予想に反した動きをするため、安全性を第一に考えたエクステリアを構築する必要があります。
例えば、万が一飛び出しても危なくないように門扉を設置したり、よじ登れないようにフェンスを高めに設計したりするなどの対策は有効でしょう。家の前が交通量の多い道路の場合は、より力を入れて安全性の高いエクステリアを作るとよいかもしれません。
雑草対策を兼ねたウッドデッキ
庭がある場合、雑草対策に頭を悩ませている方も多いはず。草むしりや除草剤などの定期的な除草作業は負担になりやすいです。
そんな状況におすすめしたいのが、ウッドデッキ設置です。ウッドデッキを設置すると、庭の地面が影になるため日光が当たりません。これにより、雑草が生えにくくなる効果があります。
さらに屋根や椅子も設置すれば、くつろぎのスペースが誕生します。
エクステリア構築で気をつけることは?
エクステリアを構築する際は、様々なことに気をつけなければなりません。新築と増築に分けて考えていきます。
新築の場合は同時進行
新築で家を建てる際は、家とエクステリアを同時進行で設計していきましょう。同時に進めることで、スムーズな動線作りができるほか、予算オーバーでエクステリアに十分な資金が掛けられなかったという事態も防ぐことができます。
デザイン性の統一感も出ますよ。
増築の場合はバランスを重視
増築でエクステリアを作る際は、家とのバランスが取れているか注意する必要があります。スロープや門扉の設置位置によっては、むしろ不便になってしまう可能性もあるためです。
デザイン面でも、和風の戸建てに洋風なエクステリアは馴染まない可能性が高いため、全体のバランスを見ることが重要です。近隣の住宅から浮かないか否かもチェックポイントです。
まとめ
エクステリアを構築する際は、デザインだけでなく利便性も重視することが大切です。今だけでなく未来も見据え、安全面も踏まえた上で構築していきましょう。