麻雀の役の中で、どうしても私の中で特別な存在としてあるのが、「大三元」であります。麻雀を打たない人には、「何じゃそりゃ?ブランド豚の新種かな?」程度の事柄かもしれませんが、私の人生の夢の1つでもあるのが「大三元」の存在であるのです。
麻雀の役として、中国語読みは、「ターサンユアン」と読ばれているそうです。大変、困難な手役になります。「手役」というのは、自分の手牌の「役」を意味します。
麻雀のゲームのゴールをめざす為の「あがり」、に必要な麻雀牌の揃え方によって様々なユニークな呼び名がついています。その中の1つが、「大三元」なのです。それぞれの麻雀の役には、夢が詰まっています。「清老頭(チンロウトウ)」も素敵です。また、「緑一色(リョーイーソー)」という役は、別名:オールグリーンと呼ばれ、その名の通り、役が揃うと麻雀牌が、緑一色になるのです。夢のような世界ですね。
麻雀の対局の中で役が揃うと、目の前でマジックが起こる瞬間があるのですから、日常生活においても、魔法のような奇跡的な出来事が起る一瞬があるのだと私は信じています。
それが私の「夢の大三元マジック」なのです。そんな瞬間を信じていると、仕事で失敗をして、どうにもこうにもイケてない日にも、街中の「大三元」カラーに出逢ったとたん、いつかは「大三元」に出逢える、そんな日を信じていれば、どうにか大丈夫だと思えてくるのです。
皆さんも、「今日は、やってしまったなぁー」なんて日などに、イケてないご自分に、ご褒美として「大三元」カラーをみつけてあげて下さい。
不思議と、元気になるおまじないです。
みつけるといっても少し難しいですよね。
例えばですが私がみつけるのは和菓子屋さんです。そこには私の大好きなスィーツの「三色団子」があります。もうお気づきですよね。「三色団子」は、「大三元」カラーなのです。こんな風に、私は、麻雀の役の1つである「大三元」を、自分のラッキーカラーとして、日常の生活の楽しみの1つとして取り込んでいます。
実際の麻雀の対局には、自信のない私は、「大三元」を、麻雀のあがり役として揃えられた事は、まだ正直なところないのですが、祖父に教わった縁側での麻雀の手ほどきが、まるでマジックショーを見ているようで本当に大好きでした。
私の仕事やプライベートでの勝負カラーは、もちろん「大三元」カラーです。
こんな風に、何事もポジティブに物事を考える知恵は、「大三元」を教えてくれた祖父から伝承された気がしています。
そんな、祖父の命日がそろそろですので、お供えに三色団子でも揃えようかなと思っています。